【日本の大学訪問レポート】上智大学のキャンパスを見学してきました

ライトハウス編集部が、日本の大学を訪問!
今回は、東京都千代田区、四ツ谷駅からすぐのところのキャンパスを構える上智大学を訪ねました。

(取材協力:上智大学 / 訪問日:2023年2月某日)

◎ 上智大学
▶ 四谷キャンパス:東京都千代田区紀尾井町7-1
▶ 上智大学 Webサイト:https://www.sophia.ac.jp/
▶ アルペ国際学生寮Webサイト:https://piloti.sophia.ac.jp/jpn/housing/gakusei_ryo/arrupe/

 

上智大学四谷キャンパス

上智大学は、長く海外からの学生を受け入れてきた伝統ある大学。四谷キャンパスにはほぼ全ての学部・学科の学生が集まり、学んでいます。

案内してくれたのは…
上智大学入学センター・郭 亭儀(かく・のり)さん

上智大学 上智大学入学センター・郭 亭儀さん

1号館

まず、正門からまっすぐに進むと右手に見えてくる、上智大学の初代学長、ヘルマン・ホフマン氏の銅像が飾られているのが、1号館校舎。

上智大学 1号館校舎

こちらが1号館の中。趣のある木の柱、タイル地の床、そしてこの1号館の象徴となっているのが、奥に見える時計。この時計、後で紹介する紀伊國屋書店で大学グッズとしても売られているほど、アイコニックな存在なのだそうです!

上智大学 1号間の時計

3号館

今回特別に中を案内してくれたのが、普段はなかなか入ることがないという、理系の実験室などが多く入っている3号館。

最初は、主に理工学部機能創造理工学科の3年生が使うことが多いという実験室。変圧器やモーターが並んでいて、エネルギー関係の実験が行われているのだそう。

上智大学 3号間の実験室 

上智大学 エネルギー関係の実験を行う

上智大学 エネルギー関係の実験を行う

続いては、同じ理工学部の情報理工学科の学生などがプログラミング演習で使用しているというこちらのコンピュータ教室。遠隔でこの教室にあるコンピュータにアクセスし、自宅でも演習できるのだそうです!

上智大学 コンピュータ教室

3号館で最後に訪れたのは、主に理工学部物質生命理工学科の学生など、化学系の実験で使われる実験室。定員は100人程度と、実験室としては大きい部類で、授業を行う際はティーチングアシスタントを含め7人程度の教員で担当するとのことでした。

上智大学 化学系の実験室

上智大学 化学系の実験室の様子

大学は文系学部だった編集部・石﨑。見たことのない実験用具や実験室の様子。壊したりしないよう、恐る恐る撮影させていただきました。

9号館

こちらは9号館の地下、「アクティブ・コモンズ」に入っている9Cafe。パスタなどが人気とのことで、訪れた日は春休みでしたが、利用している学生の姿がちらほら見えました。メインの食堂の他にも、こうしたカフェテリアやラウンジが複数あるとのことで、選択肢が多いのは学生にとってはうれしいですね! 学期中は各食堂で100円朝食も提供しているそうで、特に一人暮らしの学生にとってはありがたいサービスですよね。

上智大学 9Cafe

上智大学 9Cafeの食堂内

 

次に訪れたのは図書館。吹き抜けになっているエリアが「映える」と、大学パンフレットなどでも使われることが多いところなんだとか。

上智大学 図書館

図書館の中は明るく、カラフルな内装がされている部屋も多数。グループ活動ができるような個室も複数用意されています。

上智大学 図書館の個室

こちらもグループワークなどができる、「ラーニング・コモンズ」と呼ばれるスペース。プレゼンテーションやセミナー活動に使われることもあるそう。何時間でも滞在できそうな、居心地のよい空間づくりがされていました。

上智大学 ラーニング・コモンズ

6号館

6号館は、今この上智大学四谷キャンパスでは一番新しい建物。教皇フランシスコが日本を訪れた際には、上智大学にも訪問し、この6号館の講堂で講演を行ったのだとか!

教室の他、上智大学の歴史を学べる展示なども並んでいます。上智大学文学部には、日本では珍しい「新聞学科」があり、古くからメディア関係に、多くの卒業生を輩出してきたそう。

上智大学の歴史を学べる展示

Language Learning Commonsもこの6号館に入っていて、各国語の本や教材、そして言語学習用のブースが並んでいました。

上智大学 Language Learning Commons

上智大学 Language Learning Commons 各国語の本や教材

15号館

建設が終わり、これから使用が開始になるというのがこの15号館。全面「十字架」で囲まれた印象的なデザインで、ニュースなどで取り上げられるなど話題になったそう。ここではまず、社会人向けの講座などを開講する予定とのことでした。(ちなみにこの15号館の後ろに見える高い建物が6号館です。)

上智大学 15号館の外観

四谷キャンパス内の紀伊國屋書店

四谷キャンパスで最後に訪れたのは、1号館の正面にある2号館地下の紀伊國屋書店。書籍はもちろんですが、やはり大学の書店で気になるのが大学オリジナルグッズの数々。さきほど1号館のところで紹介した時計、こうしてグッズとして販売されていました。

上智大学 紀伊國屋書店で販売される大学グッズ

そして、スタイルもカラーも豊富に用意されているのがジャージ・パーカー類。ソフィアジャージを略して「ソジャー」と呼ばれているそう。せっかくなので着てみました。どうでしょう? ちなみにフード付きのパーカースタイルが2700円、フードなしのスウェットだと2200円と、とってもお手頃価格! 

上智大学の「ソジャー」

今回は普段なかなか入れない3号館や、図書館、ラウンジ、書店とキャンパス内さまざまな箇所を案内していただきました。

都心キャンパスということで、どの棟も高く、多くの施設が一つに集まっていて利便性の高いキャンパスだと感じました。

案内していただいた郭さん、ありがとうございました!

 

上智大学 アルペ国際学生寮

メインの四谷キャンパスに続いてお邪魔したのが、国際寮の「アルペ国際学生寮」。四ツ谷駅からは総武線各停で一駅、信濃町駅の駅からすぐのところにある、2019年竣工の新しい国際寮。

上智大学 アルペ国際学生寮の外観

案内していただいたのが、アルペ国際学生寮マネージャーの土谷さん(右)とサブマネージャーの森岡さん(左)

上智大学 アルペ国際学生寮マネージャーのお二人

早速、寮の中を案内していただきました。

アルペ国際学生寮の共有スペースなど

アルペ国際学生寮は上智大学直営の9階建ての国際寮です。1階の受付を入ると共有スペースが設けられていて、寮生同士、また規定の時間内であれば家族や友人とも交流ができるようになっています。

上智大学 アルペ国際学生寮の共有スペース

同じく1階にはシアタールームもあり、こちらは予約でいっぱいの人気の部屋なのだとか。スクリーンやピアノも付いていて、人気なのにも納得ですね。

上智大学 アルペ国際学生寮のシアタールーム

アルペ国際学生寮の居室

続いて、各居室の中も見せてもらいました。こちらが最大7人まで入る各「ユニット」の共有スペース。テーブル、イス、キッチン用具、冷蔵庫など、生活に必要なものが一通りそろっています。

上智大学 アルペ国際学生寮 各「ユニット」の共有スペースの

そしてこちらが、共有スペースの奥にある各学生の個室。ベッドやエアコン、机、イス、棚など、こちらも生活するのに必要な最低限の設備は既にそなわっています。

上智大学 アルペ国際学生寮 各学生の個室

その他の寮の施設など

各フロア、エレベーターを降りたところにも共有スペースがあり、くつろげるようになっていました。階によって、ソファのところ、ハイチェアーのところなど雰囲気を変えて非常に凝ったインテリアになっていました。

アルペ国際学生寮 各フロアの共有スペース

最上階には小さいながら軽スポーツスタジオがあったり、開放的な屋上テラスもあったりと、細かなところまで、学生たちが過ごしやすい作りになっていました。

上智大学 寮のフィットネスルーム

自分も学生の時に、こんなところに住んでみたかった!

上智大学 アルペ国際学生寮のバルコニースペース

 

今回案内いただいたのが男子寮。女子寮は同じ建物の奥側に、男子寮と対になるように作られていています。

キャンパスから一駅の好立地で、これだけの設備・セキュリティーもしっかりした寮に住める学生はとても恵まれているなと感じました。

寮を隅々までご案内いただいた土谷さん、森岡さん、ありがとうございました!